2020年の化粧品EC市場は3757億円で20%増。2021年は約11%増の4166億円の見込み
富士経済が発表した国内化粧品EC市場の調査結果によると、2020年の化粧品EC市場は前年比20.6%増の3757億円となった。
化粧品市場全体(2兆7502億円)に占める化粧品EC事業の割合は同4.0ポイント上昇し13.7%。なお、化粧品ECを含む化粧品通販市場は5641億円。
化粧品市場について
新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の発出で、百貨店や直営店、バラエティショップなどの実店舗が臨時休業を強いられたことから、百貨店系メーカーやライフスタイル系メーカーなどがWeb広告やライブコマースを強化、ECがその需要の受け皿になった。
ECの実績が最も大きいのがECをメインチャネルの1つとする通信販売系メーカー。次いで大きいのが百貨店・カウンセリング系メーカーとなっている。百貨店・カウンセリング系メーカーは、百貨店の店舗数が減少していることからECに注力している。
EC化率が最も高いのは通信販売系メーカーで、2020年に46.8%。スマートフォンの普及やコスト圧縮を目的に、カタログ発行部数やインフォマーシャルの投下量を減らしてECに注力するメーカーが増加しており、EC化率の上昇が続いている。
百貨店や直営店といった実店舗をメインチャネルとしていた百貨店カウンセリング系メーカーやライフスタイル系メーカーも前年比11.5ポイント増の17.9%、同6.5ポイ
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