日本は労働生産性が低いのか?
日本は労働生産性が低いとよく聞きますよね。「日本の働き方は非効率であり欧米と比べても生産性が低い」とか、よく巷でも聞く話かと思います。しかし、本当に「日本人の働き方に問題があるから」日本は労働生産性が低いのでしょうか?そもそも労働生産性の定義は何なのでしょうか?まず、労働生産性の定義についてです。公益財団法人日本生産性本部(そもそもこの組織何てかんじですが)の資料によれば、「労働生産性とは、労働者一人当たりで生み出す成果、あるいは労働者が1時間で生み出す成果を指標化したもの、つまり、付加価値額(あるいは生産量)/労働投入量(労働者数または労働者数×労働時間)で表されるとのこと。労働生産性とは、労働者がどれだけ効率的に成果を生み出したかを定量的に数値化したものであり、労働者の能力向上や効率改善に向けた努力、経営効率の改善によって向上するものだ、とも書かれています。かみ砕くと、名目GDP/労働者人数(×労働時間)というのが労働生産性の定義のようです。では、上記の労働生産性の定義が書いている資料を見ていきます。https://www.jpc-net.jp/research/assets/pdf/press_2020_new.pdfポイントは、以下の通り。●日本の時間当たり労働生産性は、47.9ドル。OECD加盟37カ国中21位。●日本の1人当たり労働生産性は、81,183ドル。OECD加
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