NASA / MSFC / David Higginbotham
NASAは、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の打ち上げを予定していた12月24日から25日に1日遅らせることを決定しました。理由は、今回打ち上げを行うフランス領ギアナ・ギアナ宇宙センター周辺の天候が悪いため。
すでにNASAは打ち上げ準備のレビューをクリア、打ち上げ準備完了の記者会見も済ませており、あとは予定の日時を迎えるだけの状態でしたが、悪天候にはどうしても逆らうことはできません。
新しい打ち上げ予定日時は日本時間で12月25日の21時20分~21時52分の間。ただし現地の天気状況によってはさらに延期になる可能性ももちろんあります。
打ち上げ後、JWSTは地球と太陽からの光(赤外線)を同時に遮光できるラグランジュ点(L2)に配置される予定。世界の天文学研究者らは、そこから宇宙の最も初期の銀河や天体を眺め、ブラックホールを調べ、そして地球にそっくりな、生命が存在するかもしれない太陽系外惑星を探してそれを評価できるようになるのをいまかいまかと待ちわびています。
すでにJWSTはアリアン5ロケットに搭載され、組み立て棟で発射台への移動を待っている状況とのこと。今回の打ち上げまでにはかなりの紆余曲折があり、さらに新型コロナのパンデミックでも遅延を余儀なくされたJWSTだけに、天候もすべて万全の状態で軌道へと送り
コメント