私は、かの有名な「資本論」を含め、カール=マルクスの本は一冊も読んだことがありません。しかし、私の好きな文芸評論家の方でマルクスを東大生のときから読み込んだ方が、彼が「資本論」で言いたかったことはこうだというのです。 資本というのは、人々がお金の蓄積に駆られて増えていくもので、そこに主義ismをつけるのはおこがましい。合理的な守銭奴と狂気な資本家の本質は同じなのです。たとえば、物々交換では、それぞれの人が持つ作物なり品物がマッチングするのが時間的・空間的にも限られています。つまり、交換がなかなか成立しないのです。ところがお金を持つということは、交換の可能性を大きく広げてくれます。貨幣蓄積の衝動はそこに根差したものと言えるでしょう。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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