ジェット旅客機の2大メーカー
ジェット旅客機の世界2大メーカーといえば、アメリカのボーイング社(本社:イリノイ州シカゴ)とヨーロッパのエアバス社(本社:フランスのトゥ―ルーズ)ですね。この2社が世界の100席以上のジェット旅客機のマーケットを2分していて寡占状態にあるといえましょう。ボーイング社の航空機にはB737、B747、B767、B777、B787 などがあり、エアバス社の航空機にはA330、A340、A380などでいずれも世界中の航空会社で広く使われている型式です。皆さんは航空機の開発・製造・販売に関し国際分業体制を採用しているということお聞きになったことありませんか。ドリームライナー(B787)を例に取ると、日本、イギリス、オーストラリア、イタリア、カナダ、スウェ―デン、フランス、韓国そしてアメリカから多くの企業が参画、混成チームでそれぞれの優れた技術と知識を出し合い作り上げた航空機なのですね。また国際分業の背景には、膨大な開発費や損失が生じた際の「リスクの分担」もあり、このため参画企業のことをリスク分担パートナーと呼ばれることもあります。ボーイング社の主力飛行機組み立て工場であったシアトルのエバレット工場を訪問、B787の製造工程を見学したことがありますが、航空機ファンでなくても一見の価値ある場所でした。ところで、世界の航空会社の数、一体どのくらいあるのでしょうか。2019年現在1657社 <注1>
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