「自発的対称性の破れ」をはじめとする数々の新理論で"質量"と"力"の起源に迫り、その後のヒッグス粒子の発見や電弱統一理論の確立にも絶大な貢献をした南部陽一郎博士。20世紀最高の物理学者の1人とも称されたにもかかわらず、なんと半世紀近くもノーベル賞受賞を待たされました。彼の先進性から「予言者」「魔法使い」とも呼ばれた南部博士。彼はどのような人間だったのでしょうか? 初の本格的評伝『早すぎた男 南部陽一郎物語』の刊行を記念して、「シカゴ大学の南部博士の研究室で助教授を務め、博士に身近に接した理論物理学者、大栗博司教授に南部陽一郎の功績と足跡を全3回にわたって振り返ってもらいます! 第3回は、「強い力のカラー自由度とゲージ理論による記述」、「弦理論」についてです。
Source: 現代ビジネス
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