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マルチファクターモデルによる推計(のさわり)

 自己資本を推計する方法のひとつにマルチファクターモデルによる推計がある。 マルチファクターモデルといえばFama Frenchの3ファクターモデルが代表的である。ほかにもCarhartの4ファクターモデルもあるし、Fama Frenchの5ファクターモデルもある。マーケットポートフォリオだけに回帰するシンプルなCAPMと違って、いろいろ要素が入っており説明力が上がるということである。 CAPMは個別銘柄リターンをマーケットポートフォリオ(あらゆるリスク資産)に回帰する。つまり個別銘柄はマーケットポートフォリオに対する感応度だけで評価できるという建付けだ。これはもちろん様々な前提条件を付した環境下での仮定である。 3ファクターモデルは、それをもうちょっと現実的にしようじゃないかというモデルである。具体的には、マーケットのリターンに加え、小型株プレミアム、バリュー株プレミアムを組み込んでいる。小型株は時価総額を、バリュー株は時価簿価比率を基準に生成したポートフォリオのリターンである。なぜこれでリターンが説明できるのかというと、そういう「アノマリー」があるからである。つまり必ずしも理論的な関係ではなく(もちろん理論仮説はあるが)、経験則に近いものなのだ。 もちろんこうしたファクターの選び方には賛否あり、また日本で同じファクターモデルが適切なのかという議論もある。ただしやはり正解がわから

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