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JR東日本が完全自動運転への取り組み発表、まずは無線式列車制御システムATACS導入し自動列車運転装置ATOを高度化

JR東日本は、ワンマン運転およびドライバーレス運転(完全自動運転)への取り組みを発表しました。置き換え可能な仕事の機械化・システム化によって、社員は『人ならではの創造的な仕事』に注力できるといいます。
発表によると、ドライバーレス運転の実現に向けて、まず列車制御システムを無線化します。現行のシステムは、150年前に発明された、レールに流した電流から列車の在線位置を検知する「軌道回路」技術をベースにしており、多くの地上設備が必要です。
これを、無線式列車制御システム「ATACS」に置き換えることで、地上設備をスリム化できるほか、地上設備・車上装置間で信頼性が高くリアルタイムな連携が可能になることから、ATO(自動列車運転装置)を高性能化し、ATOS(首都圏輸送管理システム)との連携による遅延回復や列車群制御による省エネ運転など、線区トータルでの効率的な運転を実現。さらに、将来のドライバーレス運転の実現に向けた開発に繋げます。
このATACS導入・ATO高性能化は、山手線および京浜東北線(大宮〜東神奈川)でまず導入予定。2028年〜2031年頃の使用をめざします。
首都圏主要線区にワンマン運転導入
車掌が乗務せず、運転手だけで運行する「ワンマン運転」も首都圏の主要線区において導入します。ワンマン運転に必要な車両改造工事や駅設備工事を進めるほか、一部の線区にはATOを導入し、定時性の向上

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