DOOHの新潮流~タクシー・サイネージ編
デジタル化が進み、市場規模が広がっているOOH(Out Of Home:屋外広告・交通広告)。
最近では、さまざまなDOOH(Digital Out Of Home:デジタルサイネージを活用した広告)が話題になっています。DOOHは、アナログのOOHと比べて、出稿が容易にできる、即時性が高い、狙ったターゲットに届けられる、広告効果を測定できる……など、たくさんのメリットがあります。
今回は、DOOHの新潮流を探るべく、タクシー・サイネージメディア「Tokyo Prime」を手掛ける、IRISの飽浦尚(あくうら・なお)氏にお話を伺います。
BtoB広告を中心に成長を続けるタクシー広告
──どのようなDOOHを手掛けていますか?
当社は2016年創業で、タクシー・サイネージメディアの開発や広告の販売を手掛けています。多数のBtoB商材を手掛けるスタートアップ企業などにも活用いただいており、2017年から、スタートアップ企業がタクシーに広告を出す流れが加速して人気になったため、一時は出稿できない状況もありました。
私は以前、デジタル広告を手掛ける企業に勤務していましたが、アドフラウド(※)には悩まされました。タクシー広告は、タクシーという実体があるものに出稿でき
コメント