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エッセー:古い羅針盤109章「直球勝負EV」

「EV (角川春樹事務所)」: 高嶋哲夫氏を読んでいる。と言うかどう描き切るのかを眺めてしまったという方が正しいかも。自動車産業は唯一に世界に誇れる日本の産業界の一つだ。残りは半導体周辺の部品メーカー群になるだろうか。既に大手電機産業はかつての面影はないし、鉄鋼や重化学工業も新興国に追い越され、無残な姿になってしまっている。その日本に追い上げられ、起死回生の手として米国経済を蘇らせたものがGAFAMに代表される大手IT企業であろう。残念ながら日本企業でそれに追従できる可能性のある企業は数少なく、NTTもしくは楽天・SBくらいだろうか。それ故に最後の牙城である自動車産業を死守しなくてはならないが、粗利益の高い、かつエンジンを含めて技術主導の産業に関して、ライバル国の攻勢は激しく厳しい。と言うか、国内再編が進まず、グローバル企業としてトヨタさえ、メガカンパニーと言えない規模に収まっている中で、中国のように国家主導・支援された事業攻勢は相当の負担になるのは当然の結果でもある。とは言え、鉄鋼や重化学のように簡単に技術移転出来た技術とは違い、自動車産業のキャッチアップは相当の時間が掛かり、高度成長著しい中国にとって、それは又、近代化に向けての頭の痛い問題でもあったのだ。こうした背景で書かれた本文。やや物語が近視眼的に書かれているのは、クライシスを主体とする主題で名著を輩出してきた歴史がそうさ

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