AI(人工知能)の研究、AIのビジネス活用という第1ステージ、第2ステージでは、日本は米中に遅れた。しかし、社会課題解決へのAI活用という第3ステージでは、まだ勝者は決まっていない−−。AIを用いた社会課題の解決を目指すエクサウィザーズ社長の石山洸氏は、そう語る。第1、第2ステージで研究・活用されたのが文明的AIだとすると、第3ステージで求められているのは文化的AIであり、そうしたAIの進化では人や環境を大切にし、どれだけ優しくあることができるかがカギになると石山氏は見ている。DX(デジタル・トランスフォーメーション)におけるHX(人間としての体験)の重要性を唱えるDeloitte AI Institute所長の森正弥氏は、石山氏のこの考え方に深く共感する。ミクロの事業活動とマクロの社会課題の相関をデータで可視化できるようになった時代のAIの進化について、両氏の見解を聞いた。
Source: ハーバード
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