AIおよびIoT技術を活用したサービスの研究開発・提供を行うLilz(リルズ)は11月16日、巡回点検業務を効率化するサービスで使用するIoTカメラ「Lilz Cam」の防爆対応版の開発開始を発表した。石油化学プラントなどに対応するもので、製品名は「Lilz Cam 2-Ex」としている。
関連記事IoT・AI遠隔点検のLiLzが石油化学プラントなどに対応する防爆形の低消費電力IoTカメラを開発開始1日1回、数百カ所のアナログ計器点検を効率化する「LiLz Gauge」運営が約2.5億円を調達防爆とは、可燃性ガスに引火の恐れがある場所で、着火源にならないよう対策すること。防爆形機器は、国の防爆型式検定を受ける必要がある。Lilzでは、施設管理、上下水プラント、産業ガス・医療ガスといった分野で、設備保全のための巡回点検業務を効率化するサービス「Lilz Gauge」(リルズゲージ)を展開しているが、そこで使われているのが「Lilz Cam」だ。1日3回撮影で3年間連続動作するというLTE通信内蔵の低消費電力IoTカメラなのだが、これまで、防爆エリアには未対応だった。
そこでLilzでは、公的機関によって認証される「本質安全防爆構造」の「LiLz Cam 2-Ex」の開発に乗り出した。これにより、電源工事をすることなく、防爆エリアでの巡回点検の効率化が可能になるという。
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