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今が統合報告書をドラスティックに変えるチャンス

 仕事が落ち着き、来年のための企画の準備を進めています。少し気が早いですが「日経アニュアルリポートアウォード」の結果も毎年この時期になると気になります。というのも、お手伝いさせていただいてる案件のうち、いくつかが毎年入賞していることもあり、少しでも上位に入ればと祈る毎日だからです。さて、この「日経アニュアルリポートアウォード」ですが、2021年から時代の流れを意識してか「日経統合報告書アワード」という名前に変更となりました。 実はこういう時期は冊子のタイトル・サイズを変える、予算を増やすなど大胆に変えるには良いタイミングです。例えば、○○アニュアルレポート2021→○○統合報告書2022、もしくは○○統合報告書2021→独自のタイトルで作ってもいいかもしれません。予算の関係で内容を圧縮していた企業が統合報告への移行という形で復活する良い時期でもあります。自分が記憶する限り、ソニーが2013年にアニュアルレポートの発行を中止していましたが、統合報告書の一般化により2019年にしれっと復活した記憶があります。IR活動は持続的なコミュニケーションが求められるので、一度スタートしたものを予算が理由で止めたり、無鉄砲に何かをはじめるものではありません。とはいえ、新しい企画をはじめるにはつい腰が重くなりがちなのも企業の慣習です。「日経アニュアルリポートアウォード」という題名は、23年間使用され

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