「HAPTIC FIELD(触覚のフィールド)」がグッドデザイン賞を受賞
電通が参加するPARA - SPORTS LAB.(パラスポーツラボ)が開発した視覚障がい者向けスポーツ観戦デバイス「HAPTIC FIELD(ハプティックフィールド)」が日本デザイン振興会主催の「2021年度グッドデザイン賞」を受賞した。
HAPTIC FIELDは、視覚障がい者スポーツであるブラインドサッカー®を、視覚障がい者の方が手の触覚を通してリアルタイムに観戦できるようにするデバイス。試合に合わせてリアルタイムにボールの位置が突起し移動する。ブラインドサッカー®以外のスポーツにも応用が可能で、視覚障がい者の方たちのスポーツ観戦体験をアップデートしていくことを目指して開発された。
また川崎フロンターレと協同してサッカーに応用し、2020年10月18日開催のJ1リーグの試合で試用し、好評を博した。
【開発背景】
ブラインドサッカー®はサッカーを基にした視覚障がい者スポーツであるのに、視覚障がい者の方がブラインドサッカー®の観戦を楽しむ手段がない。これは社会的な大きな損失である。この問題を解決するには、視覚以外での観戦体験が必要とされる。聴覚での情報伝達だと、聞き手の判断・想像に依存してしまうので、戦況の理解にどうしてもばらつきが出てしまうが、触覚であれば、より正確に、より分かりやすく、さまざまな人により等しく
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