新型コロナウイルスのパンデミックで甚大な被害を受けた製造業界。しかし最近、その活気を取り戻す兆しがいくつか見えてきた。その1つは、変動する経済やウイルスの感染拡大など不安定な要素によって需要が上下するなか、需要に対する工場の対応力を高めるべく、新たに取り組みが進められている点だ。柔軟なカスタム製造で新たに頭角を現しつつあるスタートアップ企業のFractory(フラクトリー)は、2021年9月初旬、シリーズAで900万ドル(約9億8900万円)の資金調達をしたことを発表し、その傾向を改めて際立たせる結果となった。
関連記事需要に対する工場の対応力向上のため金属加工の製造サプライチェーン見直すFractoryコモディティ取引のデジタル化を進めるOpen Mineralが約36億円を調達熱プロセスも粉末も使わずコスト削減、金属3DプリントのFabric8Labsが約21.2億円調達この資金調達は、初期成長やポストプロダクション、ハイテクのスタートアップなどに注力する欧州の投資会社、OTB Ventures(OTBベンチャーズ)主導で進められた他、既存の投資会社であるTrind Ventures(トリンド・ベンチャーズ)、Superhero Capital(スーパーヒーロー・キャピタル)、United Angels VC(ユナイテッド・エンジェルズVC)、Startup Wise Guys
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