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(X02) 東南アジアに特有な現象に注目! 日本企業の強みを生かして21世紀に世界を席巻する方法。具体と抽象を行き来する問題発見・解決の新技 (2021.10.21)by 坂田幸樹 より抜粋加筆しました。

⑴ 近年における東南アジアの特徴の一つが急速な都市化の進行①都市化に伴い東南アジアでは、中間所得層、(年間世帯所得5000ドル超~3万5000ドル以下)が急増した。結果、中間層向けのサービスが不足し、多くの事業機会が生まれている。②国全体の一人当たりGDPなど、表面的な平均値のデータに、とらわれていては、構造的な変化を見失うことになる。国全体と比較して、首都の人口密度と、一人当たりGDPが、非常に高くなっている。インドネシアでは、4.6倍の差がついている。③結果、日本のように国全体の経済が平均的に成長した国とは、経済の成り立ちや社会課題が構造レベルで異なる。⑵ 東南アジアでは、中間層向けサービスに品質のバラつきがある①東南アジアでは都市化が進行した結果、今経済の中心となっているのは中間層。この20年間で先進国であるシンガポール以外の国々で、中間層が急増したことがわかる。結果、中間層向けサービスの需要が一気に高まった。【例Ⓐ】これまで昼食にストリートフードを食べていた、ビジネスマンが、外食チェーンで食事をするようになった。しかしサービスの供給が追い付かず、中間層向けサービスの品質のバラつきが社会問題化。【例Ⓑ】マニラの3つ星ホテルに泊まった際には、部屋の清掃が終わっていなかったり、アメニティが置いていなかったりする場合もあれば、美味しい朝食がついてくることもある。⑶ 日本のアパホテル

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