人間の経済には互酬・贈与・交換といった主に3種類のシステムが存在する。産業革命以降の経済、すなわち資本主義経済には労働力や不動産を筆頭に、非商品が商品化されることとなった。社会の供給能力は高まり、人間の文明は物質的に豊かになり続けている。ただものの供給能力が高まるのと同時に、私有財産権の強化の影響から格差が拡大し、GDP世界第3位の日本では年間2万人以上の自殺者がいる。*人口は1.3億人。 財の交換は常に数的な一致が求められ、価格は需給によって決定するといわれる。ただ、それは「交換」の要素のみであり、社会は市場経済に支配されたということの証拠である。本来の経済は互酬・贈与と言った要素も存在した。資本主義・市場経済の導入が遅れた中国では、改革開放以降は市場原理を巧みに利用して経済特区を設置し世界の工場とも呼ばれるような産業大国に上り詰め、GDPは世界第2位に踊りでることとなり、いまだにその経済は崩壊しない。同時に格差拡大が重大とされるが、はたして完全自由主義経済の日米と同じ基準に当てはめて比較するのは妥当であろうか。検討が必要である。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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中国式人間関係論
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