小さくてもいいから種を蒔く
福祉の経営って「福祉」の理念と「お金」の問題をどういう形で解決していくのか、というのがひとつの大きな課題だな、といつも考えています。 就労支援の領域では、就労継続支援A型やB型で実業を生み出して、そこで利用者さんが立派な生産者として活躍している事例もたくさん見受けています。一般就労の場面でも、特にIT系の業態などは当事者の方が中心になって運営がなされていたりという形で、福祉としての理念とお金の問題が事業の経営の中でうまく昇華しながら進化しているなぁ、といつも思いながら見ています。 でも「支援」自体のマネタイズって実はあまり進んでいないような気がします。「福祉(支援)は無償もしくはごくごく低額のもの」という概念が通念になってしまっているからなのか、支援は福祉制度の中で行うものだということが固定概念になってしまっているからなのか分かりませんが、本来僕ら福祉業にとって一番の「商品」のはずの支援はなかなかプロダクトとして成立しにくいのは変わっていないなぁ、と思います。 福祉制度報酬というのはあくまで社会保障費であって、本質的には「支援」の対価としての評価ではないと僕は思っています。ある意味寄付なんかは支援自体に対しての対価かも知れませんが、「知られない」とそもそも価値が気づかれにくい、という意味では宣伝や発信力も問われるので、支援そのものの価値以外のものの要素がおおあまり一般的な価値評
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