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企業参謀 I部 戦略的思考とは何か-3

①第3章 戦略的思考方法の国政への応用1.産業構造論の出発点今日の先進諸国が経験している不況は、世界恐慌など、資本主義経済の発展途上で、しかも経済の成長期に起こっていたものとは異なるものである。具体的に言うと、成熟した社会においては、既に物資は最低限満ち足りており、人々が不況だと信じれば買い控えが発生し(買う必須性がない)、投資よりも貯蓄に回そうという心理が働く。要は心理的要因が大いに働いて発生しているものである。2.二次元的スペクトルの発想:国家戦略においてもPPMは活用できる。人件費の高騰によって労働集約型の産業では国際的競争力を失ってきている日本において、そこに固執するのは長期視点で考えると必ずしも得策ではない。コメに関税をかけて農業を必要以上に懸命に保護するよりも、高付加価値の二次製品や、ハイテクノロジーへと向かって進んでゆかなくてはならない。ただし、切り捨てられる側の対処策も必要であり、切り上げと切り捨ての間のバランスをうまくとらえる必要があり、戦略的思考家の腕の見せ所である。個々の業種についても企業戦略として、伸ばしたり撤退させたりしたものがあったように、国家レベルでこれを総合的に計画してゆけばよいのである。3.既成産業分類への疑問:第一次産業、第二次産業、第三次産業という分類がされ、当該分類によって様々な議論が展開されるが、この区別は最終製品という目に見えるものに基づ

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