大企業やパブリッククラウドプロバイダーが、自社のデータセンターでAWSのようなプライベートクラウドを運用するためのツールを提供するオープンソースプロジェクトOpenStackは米国時間10月6日、「OpenStack 24」のリリースを発表した。コードネーム「Xena」と名づけられた今回のリリースでは、特にシステムの周辺部分を磨き上げている。
現在、OpenInfra Foundationの傘下にあるOpenStackプロジェクトが浮き沈みを繰り返していることは周知の事実だ。そのため、最近の利用者数が大幅に増加していることは、多くの人にとって驚くべきことだ。財団が発表したとおり、OpenStackで管理されている総コア数は、2020年の1年間で66%増加している。
OpenStackは現在でも多くの通信企業のバックボーンであり、最大手通信企業10社のうち9社がOpenStackを利用している。最近Verizonで5Gの通話をした人は、OpenStackがその通話を支えたのだ(なおVrizon傘下のVerizon MediaはTechCrunchのオーナーだったが、最近そうでなくなった。明らかにそれは、同社の損失だ)。通信以外にも、例えばWorkdayとWalmartは、OpenStackをデプロイして動かしており、その総コア数は100万を超えている。しかしそれでも、たとえばChin
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