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長距離ワイヤレス給電技術「AirPlug」により配線のないデジタル社会を目指すエイターリンクが2億円調達

ワイヤレス給電によって配線のないデジタル社会の実現を目指す、米スタンフォード大学発のスタートアップ「エイターリンク」は10月5日、シリーズAラウンドにおいて第三者割当増資による2億円の資金調達を発表した。引受先は、慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)運営のKII2号投資事業有限責任組合、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ運営のテクノロジーベンチャーズ5号投資事業有限責任組合。
調達した資金により開発体制を早急に整え、まずはFA(Factory Automation)、ビルマネジメント領域の製品投入を実現する。メディカル領域への市場導入も進め、ワイヤレス給電による配線のないデジタル社会の実現を目指す。
エイターリンクは、心臓のペースメーカーをはじめとする「メディカルインプラントデバイス」にワイヤレス給電する研究開発を行ってきた。デバイスを体外から体内深部20cmへワイヤレス給電で稼働させることが同社の基盤技術となっており、実用レベルでの完全ワイヤレス給電「AirPlug」を実現したという。
また同技術は、医療用途以外にも応用可能なことから、現在FA、ビルマネジメント、メディカルの3領域への応用を目指している。
FA(Factory Automation)領域
ダイナミックに稼働するロボット先端部の配線は、高頻度で断線することが多く、FA業界においては長年の課題となっている。ロボッ

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