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『ネクストカンパニー 新しい時代の経営と働き方』 作者:別所 宏恭

コンサルタントが発するビジネス書に於ける欠点と言うか、違和感とでも言おうかと思えることに、「え? そんな時代認識でモノを言う?」てな書物に出くわすことが、ままあることは否めない。それは、著者たる皆さんが、例えば10年とか20年とかの年月をかけて培ってきた中小企業とのやりとりのあれこれをベースにして書しているからに違いない。経験則を元にして示唆を放っているのだから、その内容は過去を参照し、その過去が未だ有用であることが前提となっていることになる。だからこそ、それを読むこちらの身としては、「ん? 未だにそんなことをわざわざ前提にする必要あるの?」となる訳だ。全否定はしなくとも、例え部分部分では取り入れるべき点があるにせよ、その様な書物に百点満点を与えられるものではない。対して本書では、下請けに甘んじているうちにニッチもサッチもいかなくなり、生き抜く為には自らに改革を与えるしかなかった経営者が、その経験を踏まえた上で、現代とこれからの企業の在り方を論ずる内容となっていて、いかにも未来予想的だ。そして、全編を通じるロジカルな物言いがまた、なかなか心地良い。どうであれ、DX(デジタル・トランスフォーメーション)が進まざるを得ないこの世の中。低価格、大量消費時代の終焉。そんな世情に於いて、大企業はどうあるべきか? 或いは中小企業は?まず著者は、日本の全ての企業にとっては、これからは「高く売るこ

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