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FIREを目指す人に欠けている視点

 FIREがブームだ。FIREとはFinancial Independence, Retire Earlyの略で、早ければ二十代後半や三十代、遅くとも四十代くらいまでにはある程度の金融資産を形成して仕事を辞め、その後は配当収入で暮らしながら好きなことをしていく、という生き方で、若者を中心に人気となっている。書店には関連する書籍が溢れ、ネットの動画や記事でも特集されることが多い。こういうアーリーリタイアメントのブームというのは折々登場してくるもので、そのこと自体は特に目新しいものではない。毎年安定的に利回りを確保できる投資ができるのかとか人間関係(社会関係資本)をゼロではなくとも極めて小さい状態にすることが長い人生で見て本当に得なのかとか、いろいろ問題点はある。だが市場が縮小していき、「大企業の正社員で結婚してマイホームを持ち、自家用車で家族とレジャーに出かける」的昭和ドリームがもはや見られなくなった現代にあっては、なんとなく「ここではないどこか」的な異世界に行けるような気がするし、株式とか不動産、仮想通貨に投資するというとそれだけで自分が偉くなったような気分になるというのも分かるから、FIREを目指すこと自体は悪いことではないだろう。人生に夢は不可欠なのだから。習近平も「中国の夢」を語っている。とはいえ、いくつかのFIREに関する記事や動画、書籍などを見てみるとどうにも違和感が拭え

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