米国は高所得国の中で最も妊産婦死亡率が高い。特に民族的・人種的マイノリティの間でそうした状況が際立っている。背後にあるのは、必要な医療に対するアクセスの不平等だ。さらに、妊産婦死亡は病院以外の場所で起きていることが多く、あらかじめリスクの高い母親を特定し、妊娠出産に関わる合併症を防ぐことが欠かせない。そのために有効なのが、電子カルテとAIの併用、遠隔モニタリングやバーチャル診察といったテクノロジーの活用だ。本稿では、妊産婦の社会経済的背景がどのようなものであっても、必要なケアへのアクセスを確保し、死亡や合併症を減らすための具体的な戦略を提言する。
Source: ハーバード
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