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「空飛ぶ」マイクロチップが風に乗り、大気汚染を調査するかもしれない

ニュースメディアのViceによると、ある研究チームが空を飛ぶデバイスとしては世界最小の可能性がある、翼の付いた砂粒ほどの大きさのマイクロチップを開発した。Natureに掲載された論文によると、このデバイスは風で運ばれるように設計されていて、疾病や大気汚染の調査など多くの用途が考えられる。また、環境汚染を防ぐために生分解性の材料で作ることもできる。
この飛行物のデザインは、コットンウッドなどの樹木の種子が綿毛で覆われ、くるくると回転する様子からヒントを得た。種子はヘリコプターのように回転するので落下が遅く、そのため風に乗って樹木から遠く離れたところまで飛んで、種の生息範囲を広げる。
米ノースウェスト大学の研究チームはこのアイデアをもとに改良し小型化した。John A. Rogers(ジョン・A・ロジャース)主任教授は「我々は生物学に勝ったと思います。同等の種子よりも遅い終端速度と安定した軌道で落下する構造を作ることができました。さらにヘリコプターのような飛行物の構造を、自然界で見られる種子よりずっと小さくすることもできたのです」と話す。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=3me68t6Kh0I?version=3&rel=1&showsearch=0&showinfo=1&iv_load_poli

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