真のリーダーは誰だ : 序
食品加工業などはコロナ禍でも元気な会社が多い。だからこそITが使いきれているか、生命線である品質を担保しながら業務効率を上げるにはどこから手を付ければいいのか、悩んでいる経営者は多い。ITの専任担当を置けない中小企業なら尚のことだ。 そんなところからご相談頂き、企業診断として『ITドック』を実施することになった。 今回は本社だけでなく、工場も対象にさせて頂いた。本社では受発注と経理の間は事務方たちが工夫と改善でなんとか連携出来るようにしていたが、生産計画はアナログノウハウで臨機応変に対応している業務で、ご担当が引退されたらどうするんだろうと思うしご担当本人もそのように語られていた。顧客による違いや変更の多さなど苦労されて作り上げた業務だからこそ、そう思われるのだろう。 では計画に沿って生産は行われているのか。謎は工場で溶けた。今回は本社だけでなく工場もと、社長や管理の方々が熱くリクエストされていた意味がわかった。 生産計画を受けて、こちらでは人ぶりを考える。いわゆるシフト業務、人的リソース管理について色々な業種を見てきたが、結局チームワークなので、スキル・資格に加え、相性も考慮しなければならない。想定外の計画変更に突然のお休みなど勤務変更が重なれば現場はパニックだ。 そんな難しい業務を生産計画のご担当でもある管理者のもとで、若い方が経験を積み重ねている。 頼もしいが業務が属人的で
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