情報をまとめて戦略を練る「SWOT分析」おまけ〜SWOT分析を失敗に導く原因〜

　前回まで超ざっくりとSWOT分析について書きました。フレームワークは実践して身につけるものです。是非とも色々試していただけると、より良い分析が出来るようになります。　ここの「おまけ」では、SWOT分析をするにあたり、失敗の原因になりそうなものを3つ挙げます。1.「強み」をわかっていない　この「わかっていない」は2通りあります。一つは「気づいていない」。こちらでしたら、ブレストなどで出せるかも知れません。　問題はもう一つの方で、「強みを勘違いしている」ことです。実は他社でも簡単に真似が出来たり、他社から見たらさほど強みでないことを「自社の強み」にしてしまうと、分析結果は明後日の方向に進んでしまいます。2.「弱み」が出てこない（または出せない）　心理的安全性のない組織でブレストをすると、この問題に突き当たるのではないでしょうか（そもそも、ブレストにならないですよね）。3.社会情勢が見えていない　自社に対する機会や脅威が何なのか？実はよくわかっていないことも多いです。　本来、見逃してはいけないのですが、機会を見逃すのであれば、「チャンスを逃した」で終わります。　それよりも「脅威を見逃した」となると、組織の存続に関わります。　機会も脅威も見逃せば、もうコメントするするまでもないことが起きるのでしょう。　私はたまにこんな事を思います。組織も個人も、「下りのエスカレーターを登ろうとしている」

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