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「社会派広告」に、コピーを学ぶ

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電通で、クリエーティブ・ディレクター/コピーライターを務めている橋口幸生氏。彼が招待するのは、広告とは全く別の世界で活躍している「言葉の猛者」たち。

本連載では、隔月のペースで開催されるウェビナーの内容を、編集部視点で再編集。「新しいものは、必ず新しい言葉と共にやってくる」という橋口氏の視点のもとで、言葉の持つ力や、その可能性についての考察を深めていく。

第3回にあたる本稿では、広告制作のみならず、商品開発やブランドプロデュース、さらには報道番組のコメンテーターなど、さまざまな分野で「社会課題」と向き合う活動で注目を集める辻愛沙子氏と橋口氏の対談内容から、「社会を動かす広告の言葉」と題されたウェビナーの肝の部分について紹介していきたい。

                        文責:ウェブ電通報編集部



 

「社会派クリエイターって、なんだろう?」(辻愛沙子)

「例えば、ホモソーシャルみたいなことが取り上げられたりしますが、表現を考える上でそういうことを意識することが社会派クリエイターということなんでしょうか?」ウェビナーの冒頭、辻氏はやや難しい投げかけをしてみせた。

確かにそうだ。多様性を認めよう、男女や年齢の垣根を越えてお互いをリスペクトしよう、みたいな意識は持っていても、いざプロジェクトチームを組む

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