Agility Robotics(アジリティー・ロボティクス)が公開した新しいビデオでは、だんだん見慣れてきつつある光景が紹介されている。それは高度な自律型ロボットが、退屈な倉庫作業を行う様子だ。同社にとってこのビデオは、拡散させて世間の注目を集めようとしたものではない。むしろ、Boston Dynamics(ボストンダイナミクス)のような企業が、派手なパルクールのビデオと高度に振り付けられたダンスセッションの間に挟む、最も基本的なコンセプトの証明のようなものだ。
しかし最終的に、このロボットの開発者たちがターゲットにしているのは、まさに「退屈」「汚い」「危険」の三拍子が揃ったことで知られる作業である。荷物を運搬して往復する動作は、確かにその最初の項目にぴたりと当てはまる。倉庫で働く人たちが、自分たちの仕事をロボットに例えるのには理由があるのだ。
「自動化に関する議論は、少しずつ変化しています」と、AgilityのCEOであるDamion Shelton(ダミオン・シェルトン)氏は、TechCrunchに語った。「自動化は、今いる労働力を維持できるようにするための技術だと考えられています。自動化を導入することによるリスクや雇用の喪失については、多くの議論が交わされていますが、しかし雇用の喪失は自動化の導入を待たず、現実に今、起こっているのです」。
同社が2020年に発表した二足歩
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