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原点回帰

介護施設の現場職員はとにかく忙しい。“きつい・きたない・給料が安い”がダイレクトにのしかかって来る。ここで原点回帰という言葉を使わせていただきたい。忙しいからといって、慣れ親しんだ現状に甘えていては、いつまで経っても仕事は楽にならないし、給料も上がらない。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、よく耳にする言葉となったエッセンシャルワーカーの作業のうち、本当に必要な作業は現在よりももっと少なくできるはず。すでにAIを使ってX線やMRI画像を分析し、ガン判定するサービスはありますよね。私たちの職場に置き換えると、「直接支援」を行う業務と、直接身体介護を伴わない「間接支援」的な業務を区分し「ルーティン(マニュアル)」業務と、経験と理解力・応用力が求められる「ナレッジ」業務を区分し、担当者を整理すること=パートタイマーの活用。ルーティン業務の効率と精度を上げることができるはずです。また、トヨタ式のタイムスタディを行いそれぞれの職員がいつ・どこで・何をしているのか?を細かく調査し基本的な定量化を図ることから始める。私たちも近代科学技術の恩恵を受けなくても、出来ることは沢山あります。受けるに越したことはないですが。出来るだけ人間が必要ない状況を作り出すことが結果的に利用者様の自立支援と人員比率の向上を望めるのではないでしょうか。“いわゆる介護職員を自由にする”ということですかね。そうした流

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