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稼げる大学論に関しての私見

そもそも「稼げる」とは、なにか。稼ぐとは商品交換後の交換価値が交換前よりも増えている状態だと考えられるつまり、生産したものが交換のプロセスをへて、「価値」が増加した状態だといえる。この場合、「付加価値」という言葉が当てはめられるが、価値には交換価値と使用価値の二種類の価値があるミクロ経済学では、効用という名前で商品の価値を真正面から扱わない。しかし、使用価値のないものから人は効用を得ることは考えにくいと思われるので、このミクロ経済学の仮定は、さしあたり「使用価値=交換価値」という恒等式が即座に成立していることになる。生産されて付加価値が付けられた商品は、自動的に交換価値と使用価値が同じ分(付加価値)の分だけ付け加わった状態であると仮定できる。この交換価値と使用価値が一致した世界では、資源の配分において市場メカニズムを使うことに大きな異論はでないだろう。常に使用されるための価値だけしか、取引に用いられないので、そもそも使われないものは生産されず、資源は人間の消費活動の範囲内でしか利用されないからである。しかし、現実の生産ではこの仮定が非現実であることが明らかである。続きをみる
Source: Note 起業ニュース

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