当別田園住宅物語
事業計画、行動計画、総合計画、経営計画・・・。何をするにしても計画を作るのが正しいとされますが、神様でない限り計画は正しいものではないから見直しと言うものが必ずついてきます。しかし一度計画を作り、その実施体制を敷いてしまうと見直しという作業が後手に回ってしまう。都市計画と言う計画はまさにそうで、なかなか見直しされるものではない。そうすると計画の作り方自体に問題があるのではないか?計画を将来像を描くくらいに留めておき、1年か何年かおきにその将来像に近づいてるかどうかを検証し、軌道修正を加えてまた進む。その経過した時間の中で社会情勢やテクノロジーが進めばその外部環境の変化を加味して目標像や達成手法を修正する。実は外部より内部変化の方が計画修正動機になっている。当別田園住宅プロジェクトの場合、住人の加齢、心境変化、社会的地位変化、10人同士の連携などが、プロジェクトそのものの方向性に影響を及ぼしてきた。その辺は住人との絶え間ない対話を通じて内部変化を察知してきた。計画修正作業を何回か繰り返していく事により、経年の重みと知恵や工夫の後が見えるまちづくりになっていく。当別田園住宅プロジェクトでは計画を持っていないが里山と人々の暮らしや生業が共生するようなエリアを創造していく将来像をざっくり思い浮かべ進んできた。最終ゴールを示した明確な計画はないが、理想とする将来像に向かって進みつつ、時折り足
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