コロナ禍で居場所を失う子どもたちに、大人ができることとは?
日本NPOセンターと電通で設立した「課題ラボ」。
日本NPOセンターのネットワークを通じて全国から集めた最前線の課題を、異なるスキルや業種の人たちで集まって考える。そんな、“ありそうでなかった”課題発見のシンクタンクです。
本連載では、さまざまなテーマにまつわる「課題」を見つけて、解決のヒントを模索していきます。
連載第2回のテーマは「子ども」。2018年に実施したイベントで取り扱った課題を振り返りつつ、コロナ禍で子どもたちが新たに直面している課題について、日本NPOセンターの上田英司氏と電通の鳥巣智行氏が語り合いました。
「修学旅行をきっかけに問題?」
鳥巣:課題ラボでは、他業種の人々が混ざり合ってディスカッションする「QROSS SESSION」というイベントを開催しています。その記念すべき第1回のテーマが「子ども」でした。これは上田さんからの提案だったと記憶しているのですが、どうして「子ども」を選んだのですか?
上田:私は日本NPOセンターで企業とNPOの協働事業を担当しているので、さまざまな企業の皆さまから社会貢献に関するご相談を頂いていました。その中で業界問わず最も問い合わせが多かったのが、実は「子ども」に関するテーマだったのです。
鳥巣:その背景にはどんな理由が
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