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経営者に必要な「着眼点」の鍛え方 第106回・イノベーションの宝庫

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起業家、経営者にとって大事なのは、世の中を見抜く力です。1つの事象をどう捉えるかで、ものの見え方も、そこから得られる情報も大きく変わります。そうした「着眼点」、実はトレーニングによって鍛えることができるのです。累計20万部を超えるベストセラーとなった『戦略思考トレーニング』シリーズでおなじみの経営コンサルタント・鈴木貴博氏に解説してもらいましょう。
前回の記事はコチラ!
経営者に必要な「着眼点」の鍛え方 第105回・幕末ものの大河ドラマが長らくヒットしなかった理由

いきなりですが、クイズです!
日本人で2番目にオリンピックで金メダルを獲った鶴田義行選手の話です。彼が1928年のアムステルダムオリンピック・200m平泳ぎで優勝した際、ライバルの外国人選手がある画期的なことを発明し、鶴田選手を追い込んだといわれています。実はこの発明は後々、水泳界に大きな影響を与えることになりました。さて、その発明とは一体何でしょうか?
クイズの答えの中に、着眼点を鍛えるポイントがある
連日のメダルラッシュにわいた2020年東京オリンピック競技大会で、戦略思考トレーニング的に最も印象に残ったのが、柔道女子78kg級で全試合、寝技で勝利し金メダルを獲った濱田尚里選手です。
何がすごかったのかというと、まさに彼女のスタイルは「イノベーション」だからです。
彼女の武器はロシアの格闘技である「サンボ」

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