若者にとって、ファッションは自由や抵抗の象徴であり、自分の主義主張を仲間に伝えるアイテムとしても、支持されるデザインが変化している。1990年後半から日本でも流行しているストリートファッションは、バブル経済の崩壊によって、失業や貧困に苦しむ若者が増える中、人種差別を受ける中でもポジティブな思考と行動力で成功していった黒人のスポーツ選手やヒップホップスターをリスペクトする形で広がっていった。
そして現在は、男女差別の是正(ジェンダー平等)が、10代~20代前半の若者にとって、最も関心の高い社会問題になっている。世の中には「男らしさ」「女らしさ」を押しつけるステレオタイプな常識がたくさんあり、それに従う中では、自由に生きることはできないし、男女の所得格差も広がっていくばかりだ。この不平等を変革するための行動として、ファッションは最も表現がしやすい。
Source: 起業3
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