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アシックス金融派生商品について

サステナビリティ・リンク・デリバティブ令和3年8月6日付日本経済新聞8面金融経済欄で、アシックスが、サステナビリティ・リンク・デリバティブ(SLD)を導入したという記事が出ていた。これは、環境関連の目標達成状況に応じて外貨調達レートが変わるものであるという。環境関連の金融商品としては、これまでも、サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)という、環境目標達成度合いに応じて貸出金利が変わるというものがあった。確かに、ローンの場合は銀行から借りなければ調達がきかないということもあり、そこで環境イメージを上げるというのは一つの手法であろう。そして、外貨調達自体も、基本的には銀行経由ということになり、それも仕組としては同じであるが、名前がデリバティブというのはどうにもいただけない。これはなんら金融からの派生でなく、単に環境目標が達成できなかったらペナルティを支払う、というだけのことであり、本来ならば自社で勝手に管理すれば良いところを、イメージアップのために銀行を噛ませているに過ぎない。元の契約が為替先物というデリバティブの一種を使っているだけで、仕組に金融に関わる派生技術が使われているわけでもないのに、わざわざデリバティブという名前を使うのは、ミスリーディングであると言わざるを得ない。本来的にはサステナビリティ・リンク・エクスチェンジとでもすべきであろう。続きをみる
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