途中まではしっかり理解して観てたけど…
1979年に放映開始された日本ロボットアニメの金字塔『機動戦士ガンダム』。今では押しも押されもしない人気コンテンツになったが、当初、リアルタイム放映中はそこまで話題になるような作品でもなかった。
オタクなら大体知っていることだけど、最初は全52話の予定だったのに、途中で打ち切りになって、43話が最終話になったぐらいだ。そのせいで、当初予定されていたいくつかのシナリオが見直しを強いられた。
面白いもので、打ち切りが決定して以降、徐々に口コミで人気が上昇し、さらに放映から半年が経過した頃に発売された「ガンプラ」で勢いが爆発した。
ネット配信もない時代に、「とっくに終わったアニメのプラモデル」がガンガン発売されるというのだから、かなりの異常事態だったことは想像できるだろう。
結局、再放送では初回放映時を大きく上回る視聴率を記録し、ガンプラとの相乗効果で不動の地位を築き上げた。今でも人気を保っているのは、本当に凄いことだと思う。
ただ、どうしても52話の予定だったものをギュッと凝縮したことで、終盤の展開が若干駆け足となっている側面はあるのかもしれない。(文:松本ミゾレ)
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