2019年末にモロッコで開催された会議で日本人の経済学者は、「日本の女性労働参加率が上昇したのはアベノミクスの成果だ」と主張した。この話を聞いてずっこけそうになった。なぜなら、「女性が働かなければならないほど、生活が苦しくなったからだ」と考えていたからだ。女性が働かなければならない状態が望ましいかどうかは、女性が自発的に働こうとしているかどうかを考慮すべきだろう。 引用した投稿では、「『女性の社会的役割は良き母、良き妻であることだ』という意見に同意しますか」という問いを取り上げている。 「そう思う」と回答した割合が最も低かったのは、スウェーデン(9%)、スペイン(11%)、フランス(15%)で、自立した女性は自分のために、自発的に働いているということを示唆しているとのことである。それに対して日本・韓国・中国はその割合が非常に高い。ということは、「女性は家族のために働いている」という意識が強いということなのだろう。非正規労働のような不利な条件で働くのは、「非自発的就業」(つまり、「仕方なく働く」)のであり、自発的就業と評価は違う。果たして、アベノミクスは本当に評価できるのだろうか。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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