「怒りとユーモアの根っこには、同じ才能がある」岸田奈美が一家離散の37日間を日記で届けた理由
「人生はひとりで抱え込めば悲劇だが、人に語って笑わせれば喜劇だ」そう宣言し、作家・岸田奈美さんが2021年3月10日〜4月15日までの37日間noteで更新し続けた『もうあかんわ日記』。「もうあかんわ日記」をはじめるので、どうか笑ってやってください|岸田 奈美https://note.kishidanami.com/n/neaffeacfbdda?fbclid=IwAR3LDIR7hkxhY-u67ICoBHz3pUa3Ljp3H9ceEd1d3xuyxLidaFQSnDI2_0kお母さんが生死をさまよう大手術で入院するなか、おばあちゃんの物忘れが悪化し、障害のある弟さんと怒鳴ったり泣いたりの喧嘩の毎日。「戦略的一家離散」のため祖母の介護認定と弟のグループホームの手続きをしていると、今度は祖父が亡くなり通夜・葬儀・墓じまい・相続の手続き…「このままだったら、もうあかんわ」。これ以上ひとりで抱え込まないようにと更新をはじめた『もうあかんわ日記』はSNSで絶大な反響を呼び、書籍化のオファーが殺到。連載終了の1カ月半後には書籍として発売され、岸田さんの悲劇はユーモアたっぷりの喜劇に姿を変えて多くの人に届きました。苦しさをひとりで抱え込んで、どう向き合ったらいいかわからない。そんなとき、悲劇を喜劇に変える“喜劇力”。岸田さんにお聞きします。〈聞き手=サノトモキ〉【岸田奈美(きしだ・なみ)】
コメント