「価値づくり」につながる広報戦略、どうやってつくる?
これからの企業に求められる「価値づくり」広報とは何かを紹介する本連載。
過去3回の連載では「価値づくり」をキーワードに、ソーシャルバリューを生み出し、コーポレートブランドに良い影響を与えていくことの重要性について解説してきました。
最終回となる今回は、その価値の創造につながる広報戦略立案のポイントについて説明します。
広報部門が強化したい力のトップは「戦略構築力」
今、広報部門が最も課題を感じているのは「戦略構築力」です。
企業広報戦略研究所(略称C.S.I./電通PR内)が2020年に実施した「第4回 企業広報力調査」において、今後強化したい広報力として最も選択率が高かったのは、「戦略構築力」の中の「広報戦略は、経営戦略とリンクしている」という項目でした【図表1】。
それに続く「情報創造力」「情報発信力」も広報にとって重要な項目ですが、コロナ禍をはじめとして、これまでの想定を上回る社会イシューが顕在化する中、根本的な戦略の見直しを検討する企業が増えてきている様子がうかがえます。
【図表1】(2020年5月の時点で)緊急事態宣言が解除された後に強化したい広報活動
あなたの企業における「広報目標」は明文化されていますか
では、広報戦略とは、どのように策定していくべきものでしょうか。
当研究所では、広報戦略は【図表
コメント