リファラル採用を積極化する会社が増えている
リファラル採用支援システムを提供するMyRefer(マイリファー)の調査(2021年5月。185社対象)によると、社員に人材を紹介してもらう「リファラル採用」をすでに活用している会社は19.7%、活用を検討している会社は21.3%を占めたそうです。
つまり、4割超の会社が、リファラル採用の取り組みをすでに始めていたり、前向きになったりしているということ。テレワークなどの影響で社内の絆が薄まる前にリファラル採用に取り組むべき、という記事を以前書きましたが、「すでに絆ができている人」を会社が採用するメリットは小さくありません。(人材研究所代表・曽和利光)
リファラル入社の社員が新しい事業を作る例も
オンラインでの人材の見極めが難しい、求人広告や人材エージェントで人が集まらない、といった課題を抱えていた会社が、リファラル採用で成果を上げています。
その一方で、「活用を考えていない」会社は22.9%、「分からない」会社も36.2%あります。経営者や人事担当者の中には、リファラル採用は「大手しか通用しない」「人気がある会社でないとできない」といった捉え方をしている人もいるようです。
しかし、多くの会社でリファラル採用の導入をお手伝いしてきた身からあえて断言しますと、リファラル採用は「どんな会社でも可能」です。中小企業だからできない、社内に人脈がある
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