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鈴鹿市ネットショップ経営者殺害事件の受刑者と面会。いま同業者に伝えたいこととは? | 竹内謙礼の一筆啓上

EC事業者が身の潔白を証明するのは難しい?! 2012年、三重県鈴鹿市で発生した殺人事件を追った。(連載第20回)

三重県鈴鹿市でネットショップ経営者が殺害された2012年の事件をご存じだろうか。自宅の敷地内にある事務所で、被害者(A氏)は後頭部を鈍器で殴られて死亡。4日後、共同経営者の加藤映次さんが逮捕された。加藤さんは容疑を否認。無実を訴えたが、2015年7月、津地裁で懲役18年が言い渡された。控訴したものの、二審の名古屋高裁で控訴棄却、2018年7月の最高裁でも棄却され、懲役17年の刑が確定した。
筆者は2021年に入り、たまたま加藤さんの母親が冤罪を訴えるブログを目にし、興味本位で事件について調べることにした。図書館で当時の新聞記事を集め、支援者に話を聞き、加藤さんの母親にも連絡を取った。最終的に加藤さんとも手紙でやり取りをし、収監されている千葉刑務所に面会に出向き、事件に関する話を直接聞かせてもらった。
取材を通じて分かったことは、ネットショップの運営者はいつでも事件の容疑者になりうるという事実である。「自分は真っ当な仕事をしているから大丈夫だ」。そう思っていても、いざ事件になれば、その根拠のない自信はなんの武器にもならない。なぜ加藤さんは事件に巻き込まれてしまったのか。当時の新聞記事や取材レポートを元に、ネットショップ運営者の危機管理について考察していきたい。

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