個人事業主向けに、電子マネーやスマホ決済アプリの「チャージ式決済」による支払いの仕訳方法をまとめました。本記事で「チャージ式決済」とは、Suica・PASMO・PayPay・楽天ペイなどのチャージ残高から支払う方法を指しています。
記帳方法は大きく3通り
チャージ式決済で事業に関わる支払いをした場合、記帳方法は下記の3通りに大別できます。
方法①
「チャージ時」と「支払い時」の両方で記帳をする方法
手間は増えるが、丁寧で無難な記帳方法
方法②
「チャージ時」にだけ記帳をする方法
チャージした金額の使いみちが定まっているならアリ
方法③
「支払い時」にだけ記帳をする方法
手軽な方法だが、簿記の知識が前提
原則に則った、教科書的な方法は①です。この方法が最も理解しやすいので、簿記に慣れていない方は、①の方法で帳簿づけするのが無難です。ある程度簿記の知識がある人には、手軽な③がおすすめです。
どの方法でも、支払い時にもらう領収書などは保管しておきましょう。これについては、現金決済やカード決済と同様です。
ここからは、上記の記帳方法について、事業用の現金でチャージをする場合を例に説明します。クレカや口座振替でチャージをする際は、仕訳例にある「現金」の科目を「普通預金」や「未払金」に読み替えてください。
方法① チャージ時・支払い時の両方で記帳する
Suic
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