米Amazonは7月9日(現地時間)、レーダーを利用しユーザーの睡眠計測を行う許可を連邦通信委員会(FCC)から取得しました。同社のHaloバンドなど、フィットネストラッカーを身に着けることなく、レーダーを利用して睡眠状態を監視できるようになります。ようするに、Googleが第2世代のNest Hubで行っているのと同じ機能です。
・新型Google Nest Hub日本上陸、1万1000円で5月5日発売 睡眠トラッキング対応
AmazonはFCCへの申請に際し、この機能を搭載するのは、電源に接続したときにのみ動作する「非モバイルデバイス」だとしています。また、睡眠追跡だけではなく、運動障害や言語障害を持つ人でも利用できるジェスチャー操作にも対応するとのことです。
デバイスの具体的な内容やリリース時期などには触れていませんが、上記のことから、新しいEcho Showデバイスに搭載される可能性が高そうです。
Haloバンドのリリースや、AIによる体脂肪率や運動能力の測定など、ヘルスケア分野に力を入れているAmazonですが、睡眠のデータも当然無視できないという考えなのでしょう。今後のEchoデバイスは、単にスマートホームのハブや音楽再生デバイスというだけではなく、ヘルスケアのハブとしても機能していくのかもしれません。
(Source:FCC。Via Bloomberg。Engadge
コメント