古着からジェット燃料を作る技術を持った会社の経営者の著作であるが、この本を読むとその技術にとてもない可能性があることがわかる。単なる技術ではなく、繊維製品の再生においてはコスト面も含めて事業として成立する仕組みで、サステナビリティー社会の具体的なソリューション事例として大変興味深い。都市鉱山からの資源再生という優れた技術がベースになっているビジネスモデルである。古着の回収を理想論ではなく現実的に実現するための仕組みづくりが重要な成功要因となっており、その部分については会社のビジネスではなく社会貢献否動としての位置付けになっている。このリサイクルプロセスには企業だけでなく、消費者が重要な役割を果たすことが背景にあり、消費者が共感できる仕組みでなければ成立しない。「循環型社会」で社会を変えるというマルチステークホルダーを意識したプロジェクトなのである。さらに、こういった社会貢献型のビジネスでありながら、会社自体は常に黒字であることが、サステナブルなビジネスモデルであることを証明している。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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