「変化」をデザインする
この記事は、frogが運営するデザインジャーナル「Design Mind」に掲載されたコンテンツを、電通エクスペリエンスデザイン部・岡田憲明氏の監修でお届けします。
変化はしばしば必要とされます。けれども、変化を起こすことは容易ではありません。企業でも、コミュニティーでも、時には国であっても、組織がより良い方向へと変化し続けるためには、全体的な状況と個々の要因、その双方を十分に理解している必要があります。また、いつ、どうやって変化をもたらすかについても知っておかなければなりません。
2019年秋、私はセルビアのベオグラードで開催されたDesign for Better Society で基調講演を行いました。このイベントは、世界中のデザイナーが集う非営利組織Design Thinkersが主催したもので、2日にわたり、世界のデザインリーダー、教育者、政府機関、コミュニティーリーダーが一堂に会し、プレゼンテーション、討論会、ブレークアウトセッションを実施。デザイン思考を用いて価値を生み出すことで、この世界をより良く変えていくことを広く宣言しました。
講演のテーマは、「変化をデザインする」。具体的には、組織のコアバリューを理解し、それを変化の推進のために活用する方法と、組織を取り巻くエコシステムのトレンドや移り変わりを見極める方法を説明しました。
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