【システム導入編1:上手くいかない原因はベンダ側ではないんです。発注側なんです。】
今回から新マガジンです。今回は、ものづくりの現場でシステム導入する場合のポイントについて解説するシステム導入編になります。IoTが製造現場に必要と叫ばれて数年たちます。本社や外部は工場IoTだ。スマートファクトリーだというものの、当の製造現場に本人たちはピンと来ていないことが多い気がします。そして、いざ本社からIoT活用してみなさいと言われ、サポートがやってきて現場に導入しようとしても、うまくいかないことも多いとが実情でないでしょうか。そういう私も新たなシステムの導入は苦手な部類に入ります。過去、私自身こうしたいと提案しても実行に至らなかったもの、実行は決まったが結果としてうまくいかなかったものがあります。その中でうまくいったものもありますが、勝率は5分あるかないかですね。失敗と成功の差はどこから生まれ、どうするべきかということを後輩と雑談をしていたところ、細川義洋著「システムを「外注」するときに読む本」を紹介してもらいました。この本がすばらしく、非常に参考になったので、今回マガジンで対話式をつかっって解説していきたいと思っています。(ちなみになぜ参考になったかというと“発注者側の課題”について記載してくれていたからです。)本マガジンも全12回-13回のマガジンになると思います。 さて、今回のものがたりはアドラー心理学編で自分への勇気づけを学び、IoT推進部の課長に昇進した紫耀(
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