Geolonia(ジオロニア)と不動産テック協会は8月5日、日本全国の住所マスターデータ「Geolonia 住所データ」を誰でも無料で利用できるオープンデータとして公開した。不動産テック協会は、同データを不動産ID整備に向けて活用するという。
Geolonia 住所データは、ユーザーが持つ顧客データベースなどに含まれる住所データの正規化に活用できるほか、住所から緯度・経度への変換 (ジオコーディング)、各種GISソフトウェアなどで利用できる。利用に際して条件はなく、誰でも無料で利用可能。ライセンスは、「CC BY 4.0」。GitHubリポジトリに同梱されているデータ生成用のスクリプトのライセンスは「MIT ライセンス」となっている。
日本の住所は、「丁目」「番地」「号」という表記が一般的だが、「大和大路通正面下る大和大路2」といった京都の通り名に代表される特殊な表記も多く、ひとつのルールで標準化することができないという。また、「3丁目」「三丁目」と数字や漢字で表記が異なるなど、日本の住所はルールというよりも自然言語に近い文法であり、コンピュータで処理するデータとしては非常に扱いにくい状態となっている。
こうした日本全国の住所を正しい表記で網羅したデータが住所マスターデータとなる。住所マスターデータには日本の住所が町
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