特別編/決算から見る米国経済動向
今週出た決算から、米国企業動向/決算動向についてインプリケーションがありそうなものについて、個人的な見解を述べていくものです。知識も足りない部分もありますが、ご容赦ください。<ハニウェル>航空関連に強いイメージのあるコングロマリット系製造業の代表格。航空会社がコロナでやられていることに加え、ボーイングも737MAX問題で製造どころでは無かったので、2枚目/3枚目のスライドの通り、航空関連は売上/マージン共に悪化しています。航空関連は裾野の広い産業なので、設備投資カットの影響や雇用への影響が結構大きそうなので下半期は注意が必要なセクターの一つかと思います。逆に軍需部門は堅調で、これはロッキードマーチンの決算からも明らか。共和党の軍需産業びいきはもちろんですが、バイデンになったとしてもそこまで予算も落ちないようなので、こちらは安心そう。コロナの影響を受けているのはビル関連の分野も同様ですね。エレベーターが密なので出社したくないということで、メンテ関連の受注等も落ちていそう。というわけで、1枚目の決算概要は惨憺たるもので、売上/EPS共に悪化。予想を上回れたのはコストカット頑張ったからだと思いますが、ここまでの決算を見ていて思うのは、収入よりもEPSがコンセンサスより良いケースが多いこと。どこもコストカット頑張っていると思いますが、これが合成の誤謬に陥らないか心配。もう一つ面
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