『仕事本 わたしたちの緊急事態日記』(左右社)
コロナ禍のいま、市井の人がどのような思いで生活しているかを記録しておくことは、後世にとっても重要なことだろう。6月に刊行された『仕事本 わたしたちの緊急事態日記』(左右社)は、まさにそのような本だ。
ミュージシャンの尾崎世界観、芥川賞作家の町田康などの著名人から、パン屋やタクシー運転手、医療従事者ら有名無名を問わず77人のさまざまな職業人たちの日記がまとめられている。期間は、緊急事態宣言が出された4月7日からおよそ3週間。彼らの個人的な記録から、コロナ禍で急変した職種、働き方や意識が浮かび上がってくる。(文:篠原みつき)
「落ちた箸を拾うのも怖い。ばらまかれたティッシュを集めるのも怖い」
Source: キャリコネ
コメント